
ニキビ|漢方治療は効果的で有効な手段!
漢方薬で体全体のバランスを整える
漢方薬は大人ニキビに対してとても効果的です。
体質に合ったものを選び、体の中から肌の悩みを改善していきましょう。
多くの場合、大人ニキビにはホルモンバランスや免疫といった体内バランスの乱れが関係しており、それを整えるのに漢方薬はとても有効です。
長引くニキビには、漢方薬を試してみるとよいでしょう。
漢方を扱う皮膚科は少ないですが、皮膚科以外(内科や婦人科など)でも、漢方を専門的に扱う病院であればニキビの相談も受けてくれるところが多いようなので、問い合わせてみるとよいでしょう。
副作用が少ないことと、服用をやめてもニキビが再発しにくい点が漢方薬のメリットです。
ニキビ治療に使われる漢方薬の例
漢方薬は体質に合うものを選ぶことが大切。
症状が同じでも、体質が違えば、処方される薬の種類も違ってきます。
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
オイリー肌で、炎症を起こした赤いニキビが顔全体にできる。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
オイリー肌で、小さなニキビがたくさんできる人、鼻炎のある人などに。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力がなく、冷え性でむくみやすい人、生理が遅れがちな人などに。
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
背中やおしりに痛みのある大きなニキビができる人に。ただしこの処方は、便秘をしていると効果が出にくいので、服用を始める前に便秘を治して。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
肩こり、便秘、頭痛に悩まされる人、イライラしやすい人などに。
桂枝柱苓丸(けいしぶくりょうがん)
赤ら顔でのぼせやすい人、生理痛が重い人、生理の前にイライイラやのぼせに悩まされる人などに。
ニキビ対策は体調管理とスキンケアで
大人ニキビは、体の中に原因が。UV対策のため最小限のメイクは必要です
大人ニキビには、思春期にできるニキビとは違う特徴があります。
まず、皮脂が多いTゾーンではなく、あごのあたりにできやすいこと。
そして、睡眠不足や生活リズムの乱れ、ストレスなどによって悪化しやすいことです。
ニキビができるきっかけは、毛穴出口の角質が厚くなり、毛穴がふさがれること。
出口がなくなった毛穴には、皮脂がたまります。
すると、皮膚の常在菌であるアクネ菌が皮脂をエサにして増殖し、毛穴に炎症が起こるのです。
ストレスや睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れや免疫力の低下は、角質肥厚やアクネ菌の過剰な増殖を引き起こすきっかけになるといわれています。
大人ニキビを予防・改善するために必要なのは、まず、生活習慣を見直して体調を整えること。
そして、肌の状態に合わせたスキンケアを心がけることです。
スキンケアの基本は洗顔と保湿ですが、紫外線対策をおこたらないことも大切です。
紫外線によるダメージは肌にどんどん蓄積されていくので、ニキビができているときでも、紫外線 から肌を守るケアは欠かせません。
紫外線を浴びると、ニキビあとがシミのように残ることもあるので、注意が必要です。
大人ニキビの特徴
【あごにできやすく治りにくい】
皮脂が多いTゾーンより、乾燥しがちなあごなどにできやすい。いったんできたニキビは治りにくく、あとが残ることも多い。
【睡眠不足やストレスで悪化する】
睡眠不足、ストレス、運動不足などによるホルモンバランスの乱れや、免疫力の低下、食事の偏りなどが二キビの原因に。
ニキビあとのタイプとケア
【陥没タイプ】
皮膚科でしっかりケアを! ニキビの炎症で毛穴が破壊されており、セルフケアでは治せない。皮膚科でピーリング やレーザーなどの治療を受けると改善することができる。
【茶色っぽいシミになる】
炎症性色素沈着を起こしているので、美白成分が配合された美容液などでケアを。即効性があるピーリングもおすすめ。
【赤みが残る】
肌の赤みを抑える作用があるビタミンCを補給。美顔器でイオン導入を行うと、さらに効果が高まる。
こちらの記事もおすすめ
アプリ特集はこちらから
この記事へのコメントはありません。