
飲み物|冷え・むくみの原因は?
水分補給の基本
水についてはさまざまな俗説があります。代表的なものが、次の3つ。
1つ目「水は1日に1.5リットル飲んだ方がよい」。
実際には、季節や運動量によって発汗量が異なるため、1日何リットルと決めることはできません。
2つ目「水はどんなに飲んでも無害」。
不要になった水分は、主に腎臓から尿として捨てられますが、腎臓から一日に排泄できる水の量には限界があります。
そのため、飲みすぎた水は体内に残り、むくみの原因になってしまいます。
3つ目「水を飲むと肌がきれいになる・代謝が上がってやせやすくなる」。
よく、「水で体内毒素を洗い流す」などと言いますが、ダイオキシンなど体内に残る有害物質は水溶性ではないため、水で流すことはできません。
また、エネルギー消費につながる基礎代謝は、筋肉をきたえない限り上がりません。
人の体は、体内の水分が不足すると、のどのかわきを感じるようにできています。
のどがかわいていないのに水を飲むのは、空腹ではないのに食べるのと同じ不要なことです。
正しい水分のとり方は、のどがかわいたときに、温かいものをゆっくり飲むこと。
冷たいものは体を冷やし、代謝を下げてしまいます。
水分のとり方
【正しい飲み方】
カフェインを含むものは1日2杯。 カフェインは神経を興奮させるので、とりすぎに注意。睡眠に影響することがあるので、寝る前は避けて1日2杯ぐらいまでに。
のどのかわきを感じたときに飲むようにする。 のどがかわいていないのに、無理に水を飲むのはやめる。環境や体調などに合わせて、ほどよい量の水分をとるようにすればよい。
【間違った飲み方】
のどがかわいていても一気にたくさん飲まない。 一気にたくさん飲むと、必要以上の量を飲んでしまいがち。飲みすぎはむくみの原因になることもある。
冷たいものばかり飲まないようにする。 冷たいものは体を中から冷やすので、飲みすぎないようにする。特に冷え性の人は、夏でも温かいものを飲むようにするとよい。
お酒・おつまみを選ぶ
お酒やおつまみは体を冷やすものを避けるようにしましょう。
アルコールは、米や麦などの穀類を発酵させてつくられます。
タバコのように有物質を含んでいるわけではないので、アルコールそのものが肌に大きなダメージを与えるわけではありません。
健康な人が適量を守って飲むなら、お酒はそれほど体に悪いものではないのです。
お酒を上手に楽しむコツは、まず、冷たいものを避けること。
アルコールは体を温めるイメージがありますが、実際には、血管を一時的に開いて体温を逃がすため、体を冷やしてしまいます。
冷たいビールやサワーは控えめにし、比較的、体を冷やしにくいワインや日本酒、焼酎などを選びましょう。
なかでもおすすめなのが、赤ワイン。「レスベラトロール」という抗酸化物質が含まれているため、肌老化を防ぐ効果も期待できるからです。
また、おつまみの栄養バランスを考えることも大切。
基本は、油っこいものや塩分が多いもの、冷たいものをできるだけ控えることです。
また、ほどほどに切り上げることも忘れずに。
「飲み会のあと、メイクしたまま寝てしまって肌が荒れた」という話をよく聞きますが、飲んだ翌日の肌荒れは、メイクやお酒より睡眠不足のせいである場合が多いのです。
肌を考えたお酒の飲み方
お酒は楽しくほどほどに。
適量のお酒にはリラックス効果があり、健康にもプラスになることが知られています。ただし、女性のアルコール依存症がふえているのも実情。飲酒はおよそ1日1合、週5日まで。また、眠れない、イライラするなどの理由で飲酒するのはやめましょう。
冷たいお酒を避ける
ビールやサワーは極端に冷たいので、体を冷やす原因に。アルコール度数も低めなので多く飲んでしまい、さらに体を冷やすことも。
おつまみを上手に選ぶ
油っこいもの、塩からいもの、冷たいものは控えめにし、野菜料理や温かいものを選ぶ。「シメ」のラーメンやデザートは、ダイエット中の人には厳禁。
ほどほどの時間に切りあげる
夜ふかしは肌の大敵。たとえ次の日に遅くまで寝ていたとしても、肌には悪影響。
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