家庭用脱毛器の種類や仕組みは?選び方のまとめ解説
家庭用脱毛器の種類
光(フラッシュ)式
家庭用脱毛器にも様々な種類があり、特徴や効果もそれぞれです。
生活環境や予算等を考えた上で、自分に合った脱毛器を選択するようにしましょう。
・一般的でよく使用されている家庭用脱毛器
・痛みが苦手な人向け(レーザー式が苦手な人にはおすすめ)
・お手入れが楽
・効果が出るには時間がかかる
・美顔器などの別の機能が備わってる商品もある
・1~2ヵ月に1度の照射が必
一般的でよく使用されている家庭用脱毛器です。
光脱毛には、「IPL脱毛」「SHR脱毛」「SSC脱毛」と種類が分かれています。
光(フラッシュ)式は毛のメラニン色素にダメージを与えて脱毛します。サロンなどで使用されている光脱毛と同じ方式です。
一般的な家庭用脱毛器では、主にIPL脱毛方式を採用している商品が多いです。
毛根に照射する範囲が広いので、1回の照射で短い時間で処理出来るのが大きな特徴です。
価格も安い物であれば1万円前後で購入する事ができ、高い物であれば10万円程の商品もあります。
フラッシュ式の光脱毛の多くは「IPL脱毛」が取扱われており、黒い毛のメラニンに反応させ熱を与えることで脱毛します。
「IPL脱毛」は肌へのダメージも少なく、短時間で施術を行うことが可能です。
「SSC脱毛」の場合、施術を行う時にジェルを塗ってその上から照射をして脱毛を行います。
使用するジェルで美肌効果も同時に得られるメリットがあります。
「SHR脱毛」の場合は、「IPL脱毛」と違い毛のメラニンに反応させて脱毛しません。
バルジ領域という部分に熱を与え、日焼けをしている人でも痛みがなく施術が可能な脱毛方法です。
レーザー式
レーザー式脱毛器は、毛根の発毛組織にダメージを与えて脱毛します。
医療脱毛と同じ方式で照射パワーは弱めに設定されていますが、レーザーを当てる事で強い痛みを感じる場合があります。
・医療用の脱毛と同じレーザー
・痛みに弱い人は苦手
・照射範囲がせまい。
・お手入れに時間がかかる
・早い段階で効果を得られる
・太くて濃い毛にも対応
・種類が少ない
皮膚が薄く毛が太い部分は特にレーザーが反応する為、脱毛に強い痛みを感じます。
レーザー式脱毛器は照射範囲が狭いので、1回の照射に時間がかかりワキだけでも5分程度かかる場合があります。
痛みや時間はかかりますが、その分家庭用脱毛器の中でも効果が発揮しやすいのが特徴です。
サーミコン(熱線式)
サーミコン式は熱線の熱で毛をカットします。カミソリ等と同様で表面の毛を処理するので、毛根には影響を与えません。
処理したあとにチクチクも感じにくいのが特徴です。
・敏感肌人用。肌が傷つかない
・肌に触れずに除毛が可能。カミソリ負けする人にはおすすめ。
・処理後のチクチクは感じにくい。毛先が丸くカットされている。
・脱毛ではないので一時的な効果。
・こまめなお手入れが必要
・熱線の影響で時折痛みを感じる場合がある
・毛が焼ける独特な臭いがある
直接皮膚に触れないので、肌を傷つける心配がなく肌が弱い敏感肌の人におすすめです。
値段も安い商品が多く、1万円前後~3万円前後が一般的です。
使用中に肌に熱線を当ててしまう場合があるので、時折痛みを感じる場合があります。
また毛を焼ける匂いが独特なので、匂いを不快感じる方もいます。
脱毛器ではなく除毛なので、カミソリのようにこまめなお手入れが必要です。
ローラー式
ローラー式脱毛器は、ローラーで毛を挟んで抜き取る脱毛器です。
脱毛ではなく一時的に毛を抜くだけですが、細い毛や短い毛にも対応ができ即効性があります。
・毛根から抜き取るので痛みを感じやすい
・お手入れ時間が楽
・処理時間は短くすむ
・値段が安い
・細い毛や短い毛にも対応ができ直ぐに効果を得られる。
・効果は一時的
・除毛時に痛みを感じる
ローラー式脱毛器は防水機能付きになっており、お風呂場での使用も可能です。
料金も安い商品が多く、1~2万円位なのであまり予算がない方にはおすすめです。
脱毛ではなく一度に毛を抜くので痛みを感じます。効果は一時的なので、お手入れはこまめに行う必要があります。
超音波式
超音波式の脱毛器は、毛に高周波を流して毛根を熱処理する脱毛方法です。永久脱毛ではありません。
古くからある脱毛方式で、サロンでも多く取り扱われています。
・痛みがなく除毛が可能
・毛穴へのダメージがない
・処理するのに時間がかかる
・細かい部分に適する
・脱毛ではなく除毛
・認知が低く商品の数も少ない
毛根1本ずつにダメージを与えて、痛みを感じず除毛することが出来るので、凸凹した部分や細かく所まで除毛する事が出来るのが特徴です。
通常では1~2回の処理で、6ヵ月~1年以上も毛が生えにくくなる効果を得られます。
毛根1本ずつ抜いていくので、時間と手間はかかりますが、脱毛器の価格は1万円前後で予算をかけずに購入する事が出来ます。
脱毛器のIPL脱毛について
光脱毛(フラッシュ式)や医療脱毛(レーザー式)という言葉はテレビやネット広告でよく目にするかもしれませんが、この「IPL脱毛」の事をよく理解されていない方は多いのではないでしょうか?
実はこの「IPL脱毛(インテンス・パルス・ライト)」というのは、光脱毛(フラッシュ式)のタイプの1つになります。
IPL脱毛は黒い毛のメラニンに反応して光を照射し、毛根にダメージを与えて脱毛を行います。
ダメージを受けた毛根は、大体1~2週間すれば毛が抜けて落ちてきます。
フラッシュ式のタイプの中でも、ムダ毛が濃い人に特に効果が高いおすすめの脱毛方法です。
IPL脱毛の脱毛ペースはどれ位?
脱毛は毛の周期に合わせて施術をしなければ高い脱毛効果を得る事が出来ません。
毛周期の成長期に合わせるとすれば、大体2~3ヶ月に1度施術するのが目安になります。
脱毛回数が多くなる事で、毛の量は抑えられていくので、施術する回数も減らしていく事が出来ます。
IPL脱毛は脱毛効果はある?
IPL脱毛も光脱毛の1つなので、脱毛効果としてはレーザー脱毛より脱毛効果は低めです。
毛の濃さや量の個人差にもよりますが、平均的には5回以上からIPL脱毛の効果を実感できると言われています。
ただ、光脱毛はレーザー脱毛とは違い、永続的な脱毛をすることが出来ません。
光脱毛の1つであるIPL脱毛が向いている人はこんな方です。
・少しでも痛みが少ないほうがいい
・脱毛はゆっくりで大丈夫
・脱毛する料金は少しでも安いほうがいい
IPL脱毛と他の光脱毛はどう違う?
光脱毛には、「IPL脱毛」の他にも「S.S.C(スムーススキンコントロール)脱毛」や「SHR(スーパーヘアリムーバル)脱毛」の3つの脱毛方法があります。
「IPL脱毛」は黒い毛のメラニンに照射が強く反応するので、濃いムダ毛ややVIOの脱毛に向いています。
「S.S.C脱毛」は塗ったジェルを通して、毛穴に光が反応し作用していきます。美容効果も得られる脱毛方法です。
「SHR脱毛」は広範囲で毛にダメージを与えますが、日焼けした肌でも施術を行えるので肌トラブルが少ない脱毛方法です。また、毛周期を気にせず施術することが出来るのも特徴の1つです。
同じ光脱毛でも種類が分かれているので、どの脱毛方法が適切なのかはカウンセリングをしてスタッフと話して決めていく事をおすすめします。
脱毛器」フラッシュ式とレーザー式の効果の差は?
医療クリニックやエステサロン同様に、家庭用脱毛器も光脱毛のフラッシュ式とレーザー式に大きく分かれています。
フラッシュ式もレーザー式も、黒い毛のメラニンに反応して毛根にダメージを与えて脱毛していきます。
他にも家庭用機器として、「サーミコン式」や「ローラー式」がありますが、この2タイプは除毛で脱毛効果を得ることは出来ません。
毛の量を抑えたり生えずらくする為には、フラッシュ式タイプかレーザー式タイプの家庭用脱毛器を購入するようにしましょう。
IPL脱毛と他の光脱毛はどう違う?
フラッシュ式もレーザー式も照射を繰り返す事で、毛の量を減らしていきます。
どちらも照射をした後は、最低でも2週間~1ヵ月程は感覚をあけてから、次の照射を行うようにしましょう。
これは毛の周期も関係ありますが、肌への負担を軽減する為でもあります。
連続での使用は肌に大きなダメージを与えるので、肌トラブルを起こしてしまうので注意が必要です。
家庭用脱毛器の効果は個人差はありますが、基本的にはレーザー式の方が高いです。
これは医療脱毛で用いられている技術と同様で、レーザー式の場合「バルジ領域」という毛を作る組織まで破壊してくれる為です。
レーザー式であれば、早い人だと3回位から脱毛効果を感じられる方もおられます。
フラッシュ式に比べるとレーザー式は痛みが強い傾向にあります。
痛みに敏感な方や怖い方は、フラッシュ式タイプの脱毛器を購入することをおすすめします。
フラッシュ式は照射レベルの調整が細かく設定が出来るタイプもあるので、痛みに敏感な方でも安心して使用することが出来ます。
また、冷却機能が充実した機器もあるので、痛みが心配な方は冷却機能が充実した商品を選択すると良いでしょう。
脱毛器のカートリッジは交換タイプ?不要タイプ?
家庭用脱毛器には「カートリッジ式交換用」と「本体交換用」の2つのタイプがあります。
「カートリッジ交換式用」は決められた照射回数が終わると、新しいカートリッジを交換する事で、何度でも繰り返して使用することが出来ます。
「本体交換用」は、使用していくと少しずつ照射パワーが落ちてくるので、使い終わると本体ごと買い替える必要があります。
脱毛器を長期的に使用してコストを抑えたいのだれば、「カートリッジ式用」をおすすめします。
「本体交換用」では交換用よりも早くに脱毛効果に期待はできますが、使い終わる度に本体交換をしなければいけないのが大きなデメリットです。
金額を気にせず早い脱毛効果を得たいのであれば、クリニックやエステサロンに通院した方が、より安全でお金がかからない場合もあります。
家庭用脱毛器の「カートリッジ式用」と「本体交換用」どちらかを選ぶ場合、製品の性質を理解した上で自分に合った商品を購入するようにしましょう。
コストを抑えるのであれば「カートリッジ交換式用」
「カートリッジ交換式用」は、光エネルギーを利用した光(フラッシュ)脱毛器が主なタイプです。
「カートリッジ交換式用」は本体を買い替える必要性がないので、使い切った後はカートリッジを交換するだけです。
本体を新しく購入するよりもコスパがいいのが特徴です。
カートリッジには様々な種類があり、照射範囲を広く当てられたり、美容効果を得られるものもあるので、より自分に合った脱毛を行うことが出来るメリットがあります。
また、「カートリッジ交換式用」は家族や友達など複数人で使用する際にも適しています。
脱毛効果を期待するのなら「本体交換用」
「本体交換用」は、光(フラッシュ)脱毛器より脱毛効果に期待がもてる、自宅でレーザー照射を行える脱毛器です。
自宅で行える脱毛器の中では機器の出力が高いので、照射パワーに比例した脱毛効果に期待ができます。
カートリッジを交換する必要性はなく、中に入っている内臓バッテリーの寿命が終われば、新しい機器を購入するかメーカーに修理に出す必要性があります。
脱毛効果は光(フラッシュ)脱毛器より高いのが大きなメリットですが、その分痛みも強く感じます。
痛みが苦手な人や肌トラブルをできるだけ避けたい方には不向きなタイプだと言えるでしょう。
フラッシュ脱毛かレーザー式の脱毛器のどちらがいい?
医療クリニックやサロン・エステの脱毛方法が違うように、家庭用脱毛器も「フラッシュ式」と「レーザー式」タイプが異なる脱毛を行います。
大体の製品で脱毛する機器のレベル調整が出来るようになっていますが、中には照射レベル調整ができない性能面のコストを下げた脱毛器もあります。
照射レベル調整ができなければ、自分に合った脱毛を行えないので取り扱いには注意が必要です。
脱毛器のレベル調整の前に、まず自分がフラッシュ脱毛(光脱毛)とレーザー式のどちらに合っているのかを考える事が重要です。
一般的にフラッシュ脱毛(光脱毛)は機器のパワーが弱く、何度も繰り返すことで脱毛効果を感じられるようになります。
レーザー式は機器のパワーが強いので、フラッシュ式より痛みが強くなりますが脱毛効果も早くに感じられるのがメリットです。
肌に合う合わないの個人差があるので、自分に合った脱毛器のタイプを選ぶ事が肌トラブルを避ける1つのポイントです。
照射パワー(レベル)調整可能な製品を買う
照射パワーが強い状態であれば、その分脱毛効果に期待はもてます。
ただ、肌が少し焼けていたり生理前等で敏感な状態になっている場合、普段の照射レベルでも強い痛みを感じる場合があります。
肌が敏感な状態で無理に照射をする事で、肌トラブルを起こしてしまうので照射レベルが調整可能な商品を必ず購入するようにしましょう。
また、肌状態が安定していても、黒く太い毛を脱毛することでより強い痛みを感じます。
太い毛に照射をして痛みを感じた場合には、痛みを感じないレベルまで下げて脱毛を行いましょう。
各家庭用脱毛器によって調整できる段階は違うので、出来るだけ調整レベルが細かく段階分けされている製品がより望ましいです。
日本製と海外製の脱毛器の違い
これから脱毛器を購入しようとする前に、日本製と海外製の差は理解していますでしょうか?
脱毛器は日本製だけでなく海外製品も沢山販売されており、インターネットがあればいつ何処でも簡単に海外製品を購入することが出来ます。
身近で海外製品も購入できる時代だからこそ、日本製品との差をあまり感じられていない方が多いかもしれません。
日本製品と海外製品の差をしっかりと理解した上で、脱毛器を購入することをおすすめします。
海外の製品でも品質が高い脱毛器はありますので、製品レベルで考えれば日本製と海外製で差別化をする必要はありません。
ただ、故障やメンテナンス等の将来的な事を考えますと、やはり日本製の脱毛器を購入した方が安心だと言えるでしょう。
脱毛器の歴史としては、海外の方が古いです。
以前は日本の製品の方が平均的に脱毛器の品質レベルが高い傾向でしたが、近年では海外製品も全体的に品質面で性能が上がってきています。
故障しやすいと言われていた海外製品は一部の商品です。
海外製品でも日本製と同じように、品質が高い脱毛器は沢山販売されています。
日本製の脱毛器は、日本人の肌質や毛質に合わせて製造されています。
反対に海外製の脱毛器は、海外の方の肌質や毛質に合わせて製造されているのが日本製との大きな違いです。
海外製を使用することで、肌トラブルが必ず起きる訳ではありません。
ですが、標準で合わせている肌質や毛質が異なるので、使い続けていく事で脱毛効果に差が出てくる可能性はあります。
また海外の方と日本人と肌質や毛質が違うので、海外製を使用することで肌への負担が起きる場合もあるので注意が必要です。
ただ、最近の海外製品でも日本人の肌に合わせてカスタマイズできる機種もあります。
海外製品で一番の問題となるのが、メンテナンスや故障問題です。
日本製の機器は国内で製造販売されているので、もし故障やメンテナンスの問題が起きた場合には早い対応が可能です。
その点、海外製だと故障した脱毛器を海外へ発送しなければいけない場合もあります。
全ての海外製品が海外での対応ではありませんが、日本製品だとメンテナンスや故障問題へ対応が早いのは間違いありません。
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26歳の主婦です。以前は脱毛サロンの店員をしていました。
結婚で退職して、今は子育てをしながらフリーのライターの仕事をしています。
趣味は美容関係全般。少しでも時間がある時は、美容関係の雑誌や動画を見ています。
脱毛に関する知識は多いと自負しているので、少しでも役立つ情報を発信できるように頑張ります。
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